【経営トラブル110番】 6ページ 「新入社員が初契約した新規取引先からの入金がなく、連絡が取れない!」

4月に入社した新入社員が初めて契約を取ってきました。しかも、まったくの新規取引先。それはいいのですが、支払期日になってもいっこうに振り込まれません。連絡も取りづらく、入金のめどが立っていない状況です。どのように対処すればいいのでしょう?

新入社員の初契約は喜ばしいもので、会社に活気をもたらします。しかし、全然聞いたことのない企業との契約には要注意。聞き覚えのない会社のなかには、いわゆる“パクリ屋”が濳んでいるからです。

パクリ屋とは、食品、日用雑貨、文具、パソコンなどを、メーカーや問屋に引き合いを出して取り込み、代金を支払わずに逃げる“詐欺師集団”です。ただ商品を取り込んで、あとはドロンという単純なものではありません。最初の数回は少量取引でしっかり現金決済。上辺の信頼関係を築き上げます。その後急激に扱い量を増やしたり、掛取引を要求してきます。ここでホイホイと応じると「得意先からの入金が遅れているので、支払いを待ってほしい」と泣きを入れてきます。

しかも、彼らは督促すると「支払う」と話し、1回に1000円ずつとバカにしたような少額を振り込んでくることも。すると「支払う意思がある」とみなされ、刑事事件では立件されません。そのため、こうした被害に遭うと大半が泣き寝入りになってしまうのです。

3~6ヵ月もすれば、パクリ屋は雲隠れ。ほとぼりが冷めたころに新たに休眠会社を買い取って、取り込み詐欺行為を再開するというサイクルを繰り返しています。

 初契約目指す新入社員の熱意に付け込み巧みな手口でアプローチ

パクリ屋にとって春から夏は書き入れ時の一つ。右も左もわからず、まず手柄を立てたい新入社員の熱意に忍び寄り、巧妙な手口で商品を引き出そうとしているのです。「今は小ロットでも、そのうち大口取引になります」「以前取引があったのですが」などと、甘い言葉で新入社員にアプローチ。多くの場合は「上司の方に相談する前に、この場でお願いしますよ」と、取引を急かしてきます。口八丁手八丁のパクリ屋にとって、新入社員から商品を引き出すのは朝飯前なのです。

初契約で取り込み詐欺に遭った新入社員が受ける傷は甚大です。今後、社会人人生を送る際にトラウマになるかもしれません。新入社員の契約には十分な配慮が必要です。特に新規取引先については慎重に検討しましょう。

 “パクリ屋”10の特徴

1.年末、年度末、自社の決算月に突然取引を持ちかける

2.年末、年度末、自社の決算月の3ヵ月前あたりから取引を始めてくる

3.商品サンプルをとにかく欲しがる

4.社名が大手企業になんとなく似ている

5.大手企業の関連であるかのように語る

6.展示会や見本市がきっかけで、強引に取引を求める

7.取引したい商品をやたらと褒める

8.電話やインターネットだけで取引を完了させようとする

9.会社所在地が、その取引とミスマッチな場所にある

10.「これまで扱っていなかった商品なので、勉強したい」と言ってくる

 

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