【データで見る経営】4ページ 「4割の企業が実施 年々、注目が集まるインターンシップとは?」

8月からはいよいよ本格的な新卒の面接採用が開始されます。2015年度から、採用活動は開始時期が後ろ倒しになっており、企業は十分な採用期間を確保することができません。その中で注目を集めているが“インターンシップ”。4割の企業が、インターンシップを実施しています。今回は、インターンシップの実態をお伝えいたします。

 インターンシップに参加した5割の学生が選考に応募

2015年度の採用活動は大きく変わりました。「大学生は学業を優先すべき」という政府の要請により、経団連が会社説明会の解禁時期を遅らせました。広報活動解禁は学部生3年の3月、面接などの採用選考解禁は8月となります。

これまでよりも、採用時期と期間の両方が短くなってしまう。そこで、注目が集まっているのが“インターンシップ”です。インターンシップとは、学生に就業体験の機会を提供する制度。就職活動の解禁時期よりも前に開催することによって、一般企業よりも早く学生とコミュニケーションを取る機会を得ることができます。グラフ1によると、40.0%の企業がインターンシップを実施しています。

この数値から、大手だけでなく中小企業もインターンシップを実施していることがわかります。インターンシップを実施する理由は、「企業の風土を知ることによってミスマッチを少なくさせる」ため、「早期に認知してもらうことで採用を有利にする」ためといった声が聞かれます。企業にとっても学生にとってもメリットのある制度です。

グラフ2を見ると、インターンシップに参加した学生の54.9%は選考に応募しています。インターンシップにより自社の好感度を上げ、選考応募者の増加を目指すことができます。そのためにも、満足度が高い業務内容を考えなければいけません。実務経験型やグループワーク型など、多角的な視点から業務内容を考える必要があります。その際に注意しなければならないことが、社員の負担。学生の満足度を重視するあまり、社員の負担が大きくなってしまう可能性があります。無理のない内容を考えましょう。

インターンシップは企業文化を伝えるために、有効な制度。新卒採用だけでなく、中途採用に取り入れている企業もあります。ぜひ、前向きに実施を検討してみてください。

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