緊急時の対応への心がまえ
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事故対応への心がまえ①「すみやかに対応する」
個人情報漏えいの発生時に、漏えいの発見や報告、漏えい後の初動対応が遅れると被害が拡大する。
漏えいが発生した場合に最も重要なことは、漏えいによって引き起こされる被害を最小限に留めることである。漏えいした情報が、不正に使用されることを第一に防止しなければならない。
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事故対応への心がまえ②「適切に対応する」
個人情報漏えいへの対応では、正確な情報を把握しなければならない。憶測や類推による判断や、正確でない情報にもとづいた発言はかえって状況の混乱を招いてしまう。事実確認が重要である。
また、情報が錯綜しないよう、組織の情報を一箇所に集めて、外部に対する情報提供や報告に関しても窓口を一本化する。組織を一体化して、正しい情報の把握と管理を行う。
そのうえで、一度発生させた事故や事件を二度と起こすことのないように再発防止策を検討する。
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事故対応への心がまえ③「透明性のある対応をする」
個人情報漏えいの被害の拡大防止と、企業組織の説明責任の観点からも、組織の透明性を確保しておき、特別な事情がないかぎり、情報を開示する姿勢でのぞむことが好ましい。
情報公開により、かえって被害が拡大することが見込まれるようなケースを除いては、情報を公開することを前提とした対応が、結局は企業の信頼につながる。
(※ 平成27年11月時点で執筆しております。その後の法改正にご留意ください。)
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