【データで見る経営】 4ページ 「マイナンバーの認知が進むも対応完了企業は6.4%のみ」
マイナンバーについては、もうご存知のことかと思います。 2016年1月から利用が始まり、住民票を持っている方にはすでに発送が始まっています。企業でも対応が必要となるマイナンバー。みなさんの会社ではもう準備はお済みでしょうか。
半年で大幅にアップしたマイナンバーの認知度
マイナンバーの交付が10月から始まっています。通知カードの送付の遅れなどがニュースになっていますが、みなさんのお手元には届いていますでしょうか。それに伴い、企業でも従業員のマイナンバーの収集が必要になり、マイナンバーの管理についても対応が求められます。
帝国データバンクが2015年10月19日~31日に、全国2万3,173社に対して行った「マイナンバー制度に対する企業の意識調査」(有効回答企業数1万838社・回答率46.8%)によると、マイナンバー制度について「内容を含めて知っている」と答えた企業は75.0%でした。4月の同調査では43.5%でしたので、比較すると31.5ポイント増加し、制度の理解が高まっている事がわかります。総務省がCMを流したり、担当大臣が歌ったりしたことが、功を奏したと言えるのではないでしょうか。
マイナンバー制度の導入には、さまざまな準備が必要ですが、その対応状況について聞いた質問では、「対応を完了した」と答えた企業はわずかに6.4%。「対応中」と答えた企業は65.9%、「予定はあるが何もしていない」が21.6%、「予定なし」が2.1%と、2割以上の企業が何もしていませんでした。
その他、マイナンバーについて知っていると答えた企業の割合を従業員数別に見ると、「101~300人」の企業が84.7%と最も高く、「5人以下」の企業が55.5%と、従業員数が300人まででは、規模が小さくなるに連れ、認知度が低くなる傾向がありました。ただ、従業員数が300人を超えると、再び認知度が減少しています。
特定個人情報であるマイナンバーの漏えいには、管理者の罰則も決まっています。1月からは運用も始まります。紙での管理は大変ですが、クラウドシステムを使えば、安価で安全に行うこともできます。まだ、対応ができていない企業は至急準備をしましょう。
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