【データで見る経営】 4ページ 「50~300名企業を中心に管理職採用が増加傾向」

エン・ジャパンが運営する人材紹介集合サイト「ミドルの転職」が、転職コンサルタントを対象に実施し「管理職」に関するアンケート調査によると、中小企業が組織強化を目的として、管理職の人材採用を求めるケースが多いようです。

同調査で「1年前に比べ、管理職求人は増えているか」と質問したところ、グラフ1のような結果が出ました。「1年前に比べ、管理職求人は増えている」の回答が過半数に達しています。

管理職の募集背景については、以下の通り。

・組織力強化を目指したマネジメントポジション新設のため…49%

・新規事業立ち上げに伴う責任者募集のため…33%

・退職者の欠員補充のため…25%

・同ポジションのリプレイスのため…24%

・海外展開に伴う責任者募集のため…22%

・女性管理職比率を上げるため…3%

管理職を求める企業規模を見ると、「従業員50名以上100名未満」と「100名以上300名未満」がそれぞれ44%を占めています。一方、従業員50名未満の企業は18%にとどまっています。

募集が多い職種は「営業・マーケティング」55%、「事務・管理」43%、「経営・経営企画・事業企画」40%という結果でした。

 「プレイングマネージャー」としての役割を期待

「企業が管理職として採用する人に期待する能力」について、上位回答をグラフ2に表わしています。

最多の回答が「プレイヤーとして、高い実績を出す能力」でした。グラフに出ていない回答では「職務に対する自己責任性」「論理的表現力」「新しい価値を生むイノペーターシップ」「リスクマネジメント能力」「メンバーの適切な評価をする能力」「ノウハウの一般化力」などがありました。

管理職として業績やメンバーを管理するだけでなく、自らがプレイヤーとして高いパフォーマンスを発揮して部下を引っ張っていく「プレイングマネージャー」としての役割を期待していることが読み取れます。

全体的に、市況が好調なうちに営業組織を強化して、業績アップを図りたいという中小企業の強い思いが反映された結果となったという見方ができます。

p4

ご相談予約専用フリーダイヤル(携帯・PHSでもどうぞ)0120-066-435 無料相談受付中
  • メールでのご予約はこちら
  • ご相談の流れはこちら

新着情報・セミナー情報

NEWS LETTER バックナンバー