【労務ワンポイントコラム】 3ページ 平成28年度新入社員は「ドローン型」 ルールを守った運用と一定の技量が必要!
公益社団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は、平成28年度新入社員の特徴をまとめました。今年は「ドローン型」。「さらなる技術革新によって、さまざまな場面での貢献が期待できる」と評されています。
平成28年度新入社員は、次のようなことから「ドローン型」と言われています。「強い風(就職活動日程や経済状況などのめまぐるしい変化)にあおられたが、なんとか自律飛行を保ち、目標地点に着地(希望の内定を確保)できた者が多かった。さらなる技術革新(スキルアップ)によって、さまざまな場面での貢献が期待できる。内外ともに社会の転換期にあるため、世界を広く俯瞰できるようになってほしい。なお夜間飛行(深夜残業)や目視外飛行は規制されており、ルールを守った運用や使用者の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も必要」 ドローン同様、風にあおられながら飛行するさまは、心もとなく見えるときもあるものの、本人のスキルアップ次第で、東京五輪を迎えるころにはさまざまな場面で活用が見込まれると評価される平成28年度新入社員。一方で、使用者(上司・先輩)の操縦ミスや使用法の誤りによって、機体を傷つけてしまったり、紛失(早期離職)の恐れがあるそうです。
的確な指示を出し長時間労働がないよう気をつける
また、ドローンになぞらえ、平成28年度新入社員には以下の注意点もあるそうです。
- 長時間の酷使には耐えられない(⇒多くのドローンは充電式)
- ルールを守った運用や一定の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)が要求される(⇒夜間飛行の禁止や目視できる範囲で操縦しなければならないルールがある)
「ドローン型」の新入社員を活用するには、上司や先輩は的確に指示を出し、長時間残業がないように気をつけて、適性をすぐに見極めることが大切です。
新卒の新入社員を採用した企業は「組織として最初からプレッシャーを与えずコミュニケーションに配慮する」「育成のための研修プログラムを工夫する」「新入社員を孤立させない」など、職場として受け入れ環境を整備して、長期的な視点で育てることを肝に銘じることが重要といえるでしょう。
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