【経営トピックス】 1ページ SMAP解散に見る、会社が無意識に 入れる人間関係の「ひび」
国民的アイドルグループ・SMAPが、2016年12月31日をもって解散することを発表しました。解散理由の真相は、実際のところわかりませんが、「メンバー間の人間関係の悪化」を挙げる報道も一部あります。事務所上層部の派閥争いが原因で、メンバーの人間関係にひびが入ったという見方が、メディアで指摘されています。実は一般企業でも、会社側が無意識のうちに社員間の人間関係を悪化させてしまうことがあるのです。
一般企業でも無意識のうちに社員間の人間関係を悪化させている例としては、以下が考えられます。
・派閥争い…幹部社員の仲が悪く、派閥争いが起き、もともと仲が良かった社員同士がそれぞれ別の派閥につかざるを得なくなり、対立を余儀なくされる。
・人事異動(昇格・降格)…これまで同列の役職(もしくは同僚同士)だった2人の社員のうち、片方が昇格(降格)したことで、人間関係がぎくしゃくしてしまう。
・人事異動(部署異動)…これまで良好なチームプレーを発揮し、結果を出していた社員グルーうのうち1人が他部署に異動し、関係が疎遠になり、それぞれのメンバーが今まで以上のパフォーマンスを出せなくなる。
・席替え、フロア移動…これまで近くの席同士で密接なコミュニケーションを取りながら、成果を上げてきた社員同士が、席替え(フロア移動)で離ればなれになり、人間関係が疎遠になる。
人事異動で人間関係が悪化しないかフォローする
「社員の人間関係まで気にしていたら、人事異動なんてできない!」とおっしゃる社長さんも多いでしょう。会社の全体最適を考えると、その通りです。
しかし、人事異動や社内のレイアウト変更を行う際、「人間関係が悪化することはないか?」を頭の片隅に置いてみることをお勧めします。
あらかじめ人事異動に関係する社員と面談を行うなど、人間関係の悪化を極力なくすように努めてみてはいかがでしょう。
企業活動はチームプレーです。人間関係が良好であれば、1+1が2よりも大きくなり、相乗効果が生まれます。一方、人間関係が険悪になれば、1+1が2よりも小さくなり、個々の能力が十分に発揮できません。できるだけ、会社の側が社員同士の人間関係を悪化させないようにフォローするのも、経営者の役割のひとつなのです。
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