【経営なんでもQ&A】 5ページ 商品のターゲットを決める方法は?
私は中年層向けに洋服を販売しております。しかし来店者は、中年層の方よりも20代の方が多いように感じます。ターゲット設定を間違えていたのでしょうか。正しい設定方法があれば教えてください。
マーケティングを行う上で、「誰をターゲットにしているのか」を考えるのは重要となります。誰にでも受け入れられる商品を目指すと、結果的に誰にも受け入れられなくなってしまうからです。
必要なのは「30代男性」というような大雑把なセグメントではありません。ファンを増やすためには、もっと細かく設定した明確なお客様のイメージが必要です。
ターゲットとなる人物像をできるだけ具体的にペルソナを作成
ターゲットを考える際に用いられるのが「ペルソナ」です。ペルソナとは、自社の商品を購入してくれている理想の顧客像のことを言います。ペルソナを設定することで、ペルソナが満足するような商品、売り方、プロモーションなどを考えることができるのです。
ですので、ペルソナを作る場合はできるだけ具体的に作ることが重要です。性別、年齢はもちろん、家族構成、学歴、趣味、よく見るWEBサイト、よく使うSNS、ライフスタイル、どんな性格で、どんな友人がいるか、どんな悩みを抱えているかなど、を詳細に構成していきます。
ペルソナを作るためには、既存顧客のアンケートやデータなどが、一番参考になります。想像や推測からペルソナを作りあげても意味はありません。
既存客や見込み客にアンケートを行い、現実に即したペルソナを作りましょう。アンケート回答率が悪い場合は、商品のクーポン券を回答者にプレゼントすることもひとつの手です。
ペルソナを作ることでターゲットが明確になり、マーケティング手法はより具体的なものを考えていけるようになります。また、社内でもターゲットの微妙なずれがなくなり、共通認識を得られやすくなるメリットがあります。
ペルソナを作ったことのない方は、ぜひ自社製品のファンとなるペルソナを作ってみてください。
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