【経営なんでもQ&A】 7ページ  英語教育を社内制度にするときの注意点は?

Q 海外展開を視野に入れているのですが、社内に英語を話せる人がいません。社内制度として英語教育を充実させたいと考えているのですが、注意点はありますか?

A “動機づけ”が大切。「海外事業部の管理職を任せる」など、英語教育を行うメリットや目的をはっきりしておかなければ、いい教育制度を整えても社員のやる気が長続きしません。

 これまで海外展開をする企業のほとんどは大手企業でしたが、中小企業にとっても他人事ではなくなってきつつあります。インターネットが発達したことにより、海外への商品販売が簡単になってきているのです。海外展開へのハードルは年々低くなってきています。
 そんな中、今後必要となるのは英語を話せる人材でしょう。社内制度として英語教育に取り組んでいる企業も少なくありません。海外展開を予定していないある地方銀行でも、海外展開する企業が増えるのに合わせて英語教育を始めたようです。「英語なんて話せなくてもいい」と思っている企業でも、外的要因によっては必要な能力となるかもしれません。

Skypeを利用したネット型の英語研修が人気

 英語研修は社内に講師を呼ぶ「講師派遣型」や、研修会社まで講義を受けに行く「受講型」が主流です。この2つは研修時間を自由に選べないので、社員の負担になってしまう可能性があります。
 そんな中、最近人気なのが「Skype」といったインターネットサービスを活用した「オンライン型」
です。オンライン学習に力をいれているリアリーイングリッシュ株式会社では、約4万円の費用で社員の好きな時間に研修を受けられます。オンライン型だと、1対1で講師と会話ができるので、習熟速度の向上も見込めます。

目的を明確にすることが社員のやる気につながる

 英語教育を始めるうえで注意しなければならないのは、社員の“モチベーション”です。英語は一朝一夕で習得できません。長期にわたって勉強し続ける必要があります。質の高い英語研修を導入しても、社員のやる気が長続きせず、成果につながっていない企業は多くあります。
 英語を勉強してもらうためには、まず学習目的を明確にしておく必要があります。ここで大切なのは、目的を社員の言葉に言い換えることです。「海外支社を出店する」ではなく「今後出店する海外支社を任せる」の方が、社員は自身の心に落とし込めます。社員目線に立った目的を掲げるようにしましょう。
 英語教育を社内制度として取り組むには、多くのコストと時間を費やさなければいけません。売上につながるように目的を明確にしてから始めるようにしましょう。

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