【経営なんでもQ&A】 7ページ 開業資金をどのように用意すればいい?
Q 現在、ラーメン屋で修業を積んでいるのですが、将来は独立しようと考えています。独立開業するには、設備費用など多額の資金がかかります。コツコツと貯金はしているのですが、自己資金だけでは足りなさそうです。どうすればいいでしょうか?
A 金融機関からの資金調達を検討してみてください。開業時は民間金融機関ではなく、政府系金融機関を当たる方がいいでしょう。また最近では、クラウドファンディングといったインターネットを活用した方法もありますので、検討してみてください。
書類と面談によって融資の判断をされる
開業時に高額な設備投資をする場合、数千万円~数億円かかることもあります。これをすべて自分の貯金で賄うのは現実的ではありません。金融機関からの資金調達を検討してみてください。
金融機関に融資を依頼する場合は、借入申込書とともに必要書類の添付が必要です。必要書類とは、「事業計画書」「設備の見積書」「収入や保有資産の状況を確認できる証明書」などが挙げられます。
脱サラした会社員であれば、上記に加えて「源泉徴収票」と「保有資産状況を調べるための書類や通帳」を提出する必要もあります。一方、すでに個人事業主として事業を営んでいる場合は、最低でも2期分の決算書を提出しなければいけません。
書類提出後には、融資担当者による面談があります。「資金をどのように使うのか」「どうやって返済をするのか」といったことを聞かれます。この面談で好印象を与えるのが、融資を成功させるポイントのひとつです。というのも、融資担当者の仕事量が膨大で、面談での印象が悪ければ稟議にかけてもらえない可能性があるからです。提出書類の不備もないようにしましょう。
開業時は政府系金融機関を
融資を依頼する金融機関は、政府系がオススメです。金利が安く、開業時の審査も考慮してもらえるからです。アベノミクスによる金融緩和が行われているとはいえ、民間の金融機関は新規創業資金融資に対してはかなり厳しい姿勢をとっています。
最近では、クラウドファンディングといったインターネットを活用した資金調達も可能になっています。クラウドファンディングでは、公共性の高さや社会貢献度の高さ、共感度などが融資額を左右するようです。新たに始める事業が公共性の高いものであれば、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
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