【経営トピックス】 1ページ “定期購入サービス”で、他社との差別化を図るには?

インターネットの普及に伴い、様々な企業で取り入れられている“定期購入サービス”。すでに一般化しているこのビジネスモデルで他社と差別化を図るには、何が必要なのでしょうか?今回は、ある企業のサービスを例に“他社との差別化”について考えていきます。

定期購入サービスのメリット

 通常の通販サービスは、商品の売買が完了した時点で顧客との関係は一旦終了します。しかし定期購入サービスは、定期的に商品を提供することにより“長期的な顧客の囲い込み”を実現できます。このほかにも、企業側のメリットとして以下の点が挙げられるでしょう。
●売上の安定化や収益の増加
●売上予測がしやすくなり、在庫リスクが低減できる
●CRM費用(売上に貢献してくれる優良客を増やす費用)を最小限に抑えられる
 このように定期購入サービスは非常に収益化を図りやすいため、様々な企業で導入されています。なお、顧客に定期購入してもらうためには、以下のような“お得感”の演出が大切です。
●定期購入割引
●継続回数に伴う特典やプレゼント
●送料や手数料の無料化
●キャンセルや休止など、内容の変更がインターネット上で行える
●初回全額返金保証サービス
 ただし、これらの取り組みは多くの企業で行われています。では、他社と差別化を図るにはどのような工夫が必要なのでしょうか?

企業独自の付加価値をアピール

 2018年2月、日本最大級のファッション通販サイト『ZOZOTOWN』が『おまかせ定期便』サービスを開始しました。好みのテイストやサイズ、予算など、利用者があらかじめ回答したアンケートや注文履歴などに基づき、専門スタッフが商品を厳選しコーディネート。定期的に5~10点の商品を届けるサービスです。なお、利用者は届いた商品の中から好きなものだけを購入し、不要な商品は無料で返品できます。専門のスタッフが50万点以上の中から、利用者に合うコーディネートを提案してくれるので、「まるで“自分専属のスタイリスト”がいるような感覚を味わえる」と評判です。
 また、同様のサービスとして『月額制コスメボックス』があります。これは様々な企業が行っているサービスで、有名ブランドの新作など、様々なブランド・商品の中から美容のスペシャリストが厳選した商品を定期的にお届け。単品で買うよりお得に購入できると20~30代の女性に人気です。
 このように、定期購入してもらうためには、1回だけでの購入では利用できない“定期ならではのメリット”を打ち出すことが重要でしょう。また、企業から商品を提案することで、顧客が購入する商品のジャンルや種類を広げることもできます。
 企業独自の“オリジナリティ溢れるお得感”を演出し、他社との差別化を図ってみてはいかがでしょうか。

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