【データで見る経営】 2ページ 人手不足解消&生産性向上がロボットの導入で叶う!?
これまで、自動車産業や電子機器産業で導入されることが多かったロボットシステム。しかしテクノロジーの進化によって、低コスト化や小型化など様々なニーズに応えたロボットが登場。近年では、中小企業でも導入を進める動きがあるようです。今回は、経済産業省の調査結果をもとに食品製造業の現状とロボット導入効果を見ていきます。
食品製造業は人手不足が深刻!?
経済産業省北海道経済産業局が2018年4月に発表した『「食品製造業へのロボット導入の促進」に関する調査報告書~食料品製造業の生産性向上に向けて~』によると、製造業全体のGDPに占める“食料品”の割合は約13%で、製造業では1位。さらに、製造業全体の従業員数に占める“食料品製造業”の割合も15%と、こちらも製造業の中で1位となっています。
しかし、人手不足に関して尋ねたところ、回答に応じた565の企業のうち、3 9 . 4%が『深刻』、
46.3%が『なんとかやっていける程度』と回答しました。
なお、2017年の製造業全体におけるロボットの国内出荷台数や出荷金額に占める食品分野のシェアは、出荷台数が2%、出荷金額が2.6%です。では、仮に食品製造業界でロボットを導入した場合、どのようなメリットが考えられるでしょうか?
ロボット導入で省人化&生産性向上を!
同調査にて、実際に人手不足対策としてロボットを導入した企業に対し導入効果を尋ねたところ、『省人化効果が認められた』と答えた企業は90.6%、『生産性が向上した』と答えた企業も84.0%に上りました。
なお、生産工程別の人員の分布を見てみると、多くの人員を要している工程である『原料処理』『食品製造・加工』『包装・充填』が、機械化が進んでいる上位3工程です。そのため、今後もロボットを導入できる余地があるといえるでしょう。
ロボットの導入に関しては、相談窓口の設置や導入支援を行っている都道府県もあるようです。人手不足の解消や生産性の向上が期待できるロボットの導入。 ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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