【増客・増収のヒント】 6ページ  前年比3.8倍!コンテンツマーケティングの秘訣は“共感”

企業と消費者との間に、商品購入や資料請求のきっかけとなる“共感”を創り出す“コンテンツマーケティング”。では、共感で人の心をつかむには、どうすればよいのでしょうか? コンテンツマーケティングに成功した2社の事例をもとに考察していきます。

飽きさせないコンテンツの工夫が売上増に

 株式会社カゴメは、夏季限定トマトジュース『夏しぼり』販売開始20周年となる2016年、さらなる購入者増をはかり、ホームページ内にコミュニティサイトを創設しました。
 開始当初は参加型のトマト苗育成企画を実施。ところが、苗の育成に興味を持つユーザーとのコミュニケーションは深まったものの、購入者数のアップにはつながりませんでした。
 そこで、商品を使ったレシピや商品開発のコラムなど、読み応えのある情報を絶えず発信し、予約開始までユーザーの興味を引き付ける工夫をしました。その結果、ページ閲覧後に商品購入に至ったユーザー数は前年に比べ大幅にアップし、売上も前年比3.8倍を達成しました。

購入後の生活までをも想像できるサイトに

 インターネット上で商品やサービスの売買ができる『ECサイト』を“単に商品を買う場”から“楽しみながら商品を買う場”に変えて成功を収めたのが、株式会社クラシコムの運営する『北欧、暮らしの道具店』です。
 このサイトの特徴は、まるで雑誌を読んでいるかのように楽しめる商品ページ。販売されている商品に囲まれた暮らしの風景を伝えながら、商品紹介にうまくつなげ、「カタログのような理想ばかりの風景より、リアルな生活をイメージしやすい」と評判になりました。企業の広めたい世界観も伝わり、コンテンツマーケティングとして申し分のない出来栄えとなっています。

一方通行で終わらない情報発信がポイント

 コンテンツマーケティングを成功させたこの2つの事例に共通するキーワードは、“共感”です。
 それが何であれ、消費者は商品によって「生活を豊かにしたい」と思っています。その気持ちに寄り添ったコンテンツを発信し、共感を引き出すことができれば、購入を自然に後押しすることができるでしょう。
 ここで企業側が知ってもらいたい商品の情報を一方的に発信するだけでは、消費者は「押しつけがましい」と感じ、かえってその商品を敬遠するようになりかねません。まずはヒアリングやアクセス解析などを行い、得られたキーワードから、消費者が自社の商品に求めていることを割り出します。あとは常にそのニーズに応えられる情報を発信し、その間に商品情報を提供していくようにしましょう。
 自社商品から呼び起こせる“共感”には、どんなものがあるのか? 今一度吟味してみてはいかがでしょうか。

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