【データで見る経営】 2ページ 国内企業の海外進出増加!海外企業とのトラブルを回避するには?
近年、海外展開を行う企業が増えています。しかし、海外企業との取引は国内企業とは異なる点が多々あります。そのため、日本の企業と同じように取引していると、思わぬトラブルが起きてしまいます。そこで、今回は海外展開の現状と取引時の注意点について紹介します。
海外展開企業の輸出、海外投資は増加傾向に
2017年3月、独立行政法人中小企業基盤整備機構が公表した『平成28年度中小企業海外事業活動実態調査報告書』によると、海外展開企業は有効回答企業数13,656社のうち5,995社、割合は43.9%でした。
現在、海外への輸出を開始する中小企業は増加傾向にあります。さらに、すでに輸出を行っている企業の59.9%が『今後、輸出の拡大を図りたい』と答えています。
また、海外に拠点を持つ企業の39.1%が『今後、事業規模の拡大や機能の拡充(工場の新設等)を図り
たい』と答えています。
これらのデータを見ると、輸出、海外投資ともに拡大していこうとする中小企業が多いことがわかります。
文化や習慣が異なるため、契約書の交付がより重要に
海外の企業と取引する際、気をつけてほしいのが国によって文化や習慣が違うということです。
日本国内の場合は文化や慣習がある程度共通しているため、暗黙の了解で通用する部分もあります。
ところが、海外企業との取引においては文化や慣習による解釈の余地を残すことはトラブルを生む可能性があり、非常に危険です。
そのため、日本国内で企業間取引を行うよりも緻密に契約書の文言を定義し、解釈の余地がない契約内容を定める必要があります。
今後も増加傾向が続くと考えられる中小企業の海外展開。トラブルが起きないように契約書を固めて、
開始・拡大するようにしましょう。
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