【データで見る経営】 2ページ 新たなビジネスチャンスはあるか?外国人観光客の消費動向をチェック!
2020年7月から始まる東京オリンピック・パラリンピックによる影響や、LCCの就航などもあり、日本に訪れる外国人観光客の数は年々増加しています。では、彼らが生み出す消費は一体どれくらいなのでしょうか。今回は『訪日外国人消費動向調査』を紐解いていきます。
訪日外国人の旅行消費額で最も多いのは中国
観光庁が2019年3月に発表した『訪日外国人消費動向 2018年年次報告書』によれば、訪日外国人旅行消費額は4兆5,189億円となり、6年連続過去最高を更新する結果となりました。
国籍・地域別の消費額では、中国が15,450億円(34.2%)と最も多く、次いで韓国(13.0%)、台湾
(12.9%)、香港(7.4%)、アメリカ(6.4%)という結果に。
これらの上位5カ国の国・地域で訪日外国人旅行消費額全体の73.9%を占めています。
1人当たり旅行支出額は約15万3,000円で、国籍・地域別に見るとオーストラリアが最も高く、次いで
スペイン、中国となっています。費目別では『買物代(34.9%)』『宿泊費(29.2%)』『飲食費(21.6%)』の順に多いという結果でした。
今後も期待されるインバウンド消費に向けて
気になるのは、旅行者は日本滞在中に何をしているのかということです。調査によると、『日本食を食べること』『ショッピング』『繁華街の街歩き』『自然・景勝地観光』が上位に上がっているほか、『日本の歴史・伝統文化体験』や『日本の日常生活体験』などの回答も2割を超え、総合的には日本独自のコンテンツへの関心が高いことがわかります。
2014年頃から急増している訪日外国人。政府は、今後さらなる増加を目標としています。その消費動向
にアンテナを張っておくと、自社のビジネスチャンスにつながる糸口が見つかるかもしれません。まずは、多言語による案内や情報発信に取り組むなど、インバウンド消費を意識した施策を考えてみるのも一手です。
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