外国人労働者が突然出社してこなくなったら?

  • 家族と警察に連絡する

外国人労働者が突然出社してこなくなったら、どうしたらいいのでしょうか。

外国人労働者が日本の職場環境に慣れない、家族が病気になったなどの理由により、母国に急に帰国してしまうことはしばしば見受けられます。

まずは、職場の同僚等普段関係がある人達に所在を知らないか確認しましょう。それでも全く行方の手がかりがつかめない場合は、事件に巻き込まれたり、何かトラブルに遭ったりしている可能性もありますので、速やかに警察に届出をすることになります。

その上で、母国の家族に連絡をしましょう。母国の家族に連絡をすることで本人の状況が判明することもあります。本人が母国の家族に連絡をとっている可能性があるからです。

そのため、母国の家族に連絡ができるよう、入社の際、家族、友人・知人等複数の緊急連絡先を本人から聞いておくことが大切です。

また、就業規則には、無断欠勤の日数に応じた懲戒処分、及び連絡がとれない場合の自動退職の規定を定めておきましょう。どうしても連絡がとれない場合には、最終的にこれらの規定により雇用契約を終了させることになります。

  • 入国管理局に報告する

また、行方不明になった外国人労働者が見つからない場合は、入国管理局にも報告しておきましょう。

就労ビザの場合、入国管理局がどの会社の従業員であるかを把握している可能性があります。入国管理局に行方不明になったことを報告しておかないと、何かトラブルを引き起こした場合に会社の従業員のままと思われて、会社が新たにトラブルに巻き込まれるおそれがあります。

外国人雇用では、トラブルが発生した場合に入国管理局にきちんと報告しておくことで、会社が不要な調査を受けたり、不利益を被ることを軽減できますので、速やかに報告できる体制を整えておきましょう。

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