外国人雇用の状況は? 課題は?

外国人雇用の増加

 %e7%b8%ae%e5%b0%8f_dsc4383近年、製造業、小売、飲食店、建設現場など、さまざまな職場において、外国人労働者を目にする機会が増えています。

 日本における在留外国人数は、平成24年末現在で203万3656人となっており、日本の総人口の約1・6%を占めています。
 そのうち、就労を目的とする在留資格による中長期在留者数は平成24年末現在で20万140人となっており、長期的に見ると増加しています。
 このように外国人雇用が増加する背景の一つには、製造業等の中小企業における労働力不足を外国人労働者が補っている状況があると考えられます。
 また、近年は大企業のみならず、中小企業も、国内よりさらに大きな市場を求めて、成長が見込まれる海外市場、特に、中国、インド、ASEANといった新興国市場に事業展開をしています。このような企業にとって、高度な能力を有する外国人の登用が期待されています。

外国人雇用の課題 

 このように外国人雇用に対する期待が高まる一方で、取り組んでいかなければならない課題もあります。186d5287ea822bb78fddfb705a1e3857_s
 まず、依然として、日本国内に不法就労者が相当数存在するということです。不法就労者が、日本の風紀、治安等に係るさまざまな問題を引き起こすケースもあり、外国人犯罪の温床になるともいわれています。また、このような外国人が、劣悪な環境下での労働を強いられるなどの被害に遭うケースも多く、外国人保護の観点からも問題となっています。
 また、外国人雇用は、企業の側に異文化に対する理解が求められ、日本人労働者とは異なった特別の配慮を要する場合があります。外国人労働者との間で、十分な意思疎通をしていなかったため、雇用後に労働条件等でトラブルになるケースも見受けられます。
 したがって、外国人労働者を受け入れる社内体制をどのように整備し、いかに有効に活用するかが、日本企業の今後の課題といえます。

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