徹底した現場主義で改良を重ねよう

現場に出て初めて課題がわかる

 外国人雇用は、社内体制を整えて安定的に運営できるようになるまで、順調に進んでいるか、何か問題点はないかなど、定期的に検証する必要があります。この際に最も重要なことは、経営者が実際に外国人労働者が働いている現場に出て、その仕事ぶりを確認し、外国人労働者とコミュニケーションをとることです。

 外国人雇用を始めた当初は、現場の責任者も含め、全員が不慣れでトラブル続きです。そのような場合に、経営者が、現場の責任者に任せっきりで報告のみを聞いていても、本当の原因がわからず有効な対策をとることができませんし、現場の士気も下がります。うまくいっていないことがあれば、実際の仕事ぶりを目で見て、その原因を現場の責任者と一緒に考えることが大切です。

 また、外国人労働者から不安や悩みを直接聞くことで、問題点を発見できることもあります。

 

現場の声を活かしてカスタマイズする

 現場の声を聞いて課題を知ることで、迅速に軌道修正を行なうことができます。

 外国人雇用といっても、そのやり方は一通りではありません。会社の規模、理念、社風等に応じてそれぞれ異なりますし、さらには、雇用した外国人ごとにどのように指導、育成していくか、対応を決めなければならないこともあります。すなわち、自社の目的に合わせて、その方法を適宜見直し、自社に最も適した独自のものにカスタマイズしていくことが必要なのです。

 例えば、日本人上司の指示が外国人労働者に伝わらないという問題が生じたら、どこで行き違いが生じたのか、どの表現が理解できなかったかを検証し、日本人上司に対して、外国人労働者に指示する際に使用する用語(使用してはならない用語)をマニュアル化する、外国人労働者に対して理解しやすいように作業工程をイラスト化した図を配布する…など、自社独自の方法を積み上げていくのです。

 定期的に現場の声を拾い、改良を重ねることで、自社に最適な方法が確立されていきます。

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